橋渡しブログ

強い母と弱い私

92歳の母がお世話になっている施設に行く度に、帰り道には涙で前が見えなくなります。あんなに元気で懸命に働き、自分たちを育ててくれた母、大好きな母、その母の「その時」が少しずつ近づいてきています。自分の掌にそっと母の手を乗せ静かになぜる、小刻みにふるえるその手は開くことさえままならないけれど、痛いほど愛しくて温かい。

今日は夏用の礼服を注文してきました。その時のために新しいものを準備する。できればそんなことはしたくないと思い延ばしに延ばしてきました。何とも言えない複雑な気持ちです。泣き虫で弱い私は、もし一人だったら身も心もボロボロになって病んでいったかもしれません。

誰でもその時がやってくる。少しだけ早いか遅いかの違いがあるだけ・・・限りがある時間、大事な人との時間をそっと掌で包むように丁寧に大切にしたいと思います。

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